猫な彼女と狼な彼氏。


杏は食欲が湧かず冷蔵庫に入っていた
スポーツドリンクを貰った。

ジャー

お風呂場の方でシャワーの音が聞こえてくる。

杏はしばらくの間、部屋をキョロキョロと
見渡していたが男の人の部屋をジロジロ
見るのも不躾な気がしてすぐにやめた。

「あーお父さん探してるだろうな。
でも私は都合の良いおもちゃみたいな物だし
明日になったら新しい人でも連れてくるかな。」

あんなことされてもお父さんだった人に
捨てられた気分になって涙がでてきた。

「私が幸せなんて感じちゃダメなんだ。」

杏は声を殺して泣き続けた。

すると泣き疲れたか、
ずっと逃げていて疲れたのか
杏は深い眠りについてしまった。