その日から優しかった父は、
人が変わったかのように暴れだした。
仕事も辞めて酒に溺れ私にも手を出してきた。
私の毎日から色が無くなっていった。
「杏!酒もってこい!」
「そのお酒が最後のだよ。」
「うるせー!なかったら買ってこい!」
父の手が上がった。
殴られるっ!
バシッ、バシッ
「お父さんやめて!痛いよ!」
「るっせーなー、俺が働いて稼いだ金で
ここまで育ててやったのに反抗するのか!」
ガシッ、ガサガサ、
「や、だお父さん?な、何してるの?」
「お前が逃げ出さねーよにしてんだよ。
酒もろくに持ってこれねーなら
別の方法で俺を満たしてもらわねーとな?」
