こんなこと言っても何にもならない。
わかってるのに……
口からは次々と言葉が出てくる。
「違っ『だからっ…だから簡単に泣くななんて言えるんでしょ?!
何も知らないくせに……
今まで、私がどんなに辛い思いしたかわかる?!』
「ごめん……」
『簡単に謝らないでよっ!!!』
「ごめんっ…ごめんな…。
俺がバカだったんだ。
あの時からずっと後悔してた
これからはお前を守るから…
何があっても…命を掛けて守るから………」
強く、強く抱きしめる竜騎くんの声は本当に悔やんでるみたいで…
言いたいことを言い切った私は
罪悪感に駆られた。