白猫の愛探し




沙耶さんは包丁を片手に私に近づいてくる。


刺される……


そう思った私は硬く目を閉じた。


しかし、いつまでも襲って来ない痛み。




「キャーーー!!!」




………え…?



沙耶さんの悲鳴で目を開けた。