キミが幸せに。


なんでこんな時にシュウに会っちゃうんだろう……。


タイミング悪すぎるよ。


「何だよ、何で逃げるんだよ……!」


「ついてこないで」


大股でズンズン歩いても、すぐに追いつかれて横に並ばれてしまった。


「ねぇ、梨子。俺の話、聞いてよ」


「あたしはシュウの話なんて聞きたくないよ」


「何で避けるんだよ!!」


苛立ったように言うシュウ。


あたしはその場に立ち止ってシュウを睨んだ。


「じゃあ、教えてあげるよ……。あの時……中3のあの日……シュウと友達で……」


「あの日って何?」


言葉に詰まる。


「梨子?言いたいことあるならハッキリ言って」


湊太と出会うの前のあたしだったらシュウからずっと逃げていたはず。


でも、今は違う。


あたしには湊太がいる。


今のあたしなら、過去と決別できる。