今のあたしは中3のあの日から時が止まったまま。
誰かを好きになって付き合っても、また裏切られるかもしれないと考えてしまう。
傷付けられるはもう嫌。
あんな想いは二度としたくない。
だから、湊太への気持ちを口にすることはできず今の今まで来てしまった。
湊太からの告白を受けたのに逃げてしまったのもそのせいだ。
でも、少しずつ前を向いていかないといけないのかもしれない。
ずっとこのままではいられない……。
「ねぇ、湊太……。あたしの話……聞いてくれる?」
「あぁ」
あたしはポツリポツリと中三のあの出来事を湊太に話した。



