山崎くんと出逢ったのは、小2の春。他愛ないことがきっかけだった。

朝、校庭で友達と鬼ごっこをしていたとき、1人でいる男の子を見つけたから声をかけた。
たしか、人が多い方が楽しい、とかって言う理由だったと思う。

「ねえ、君も一緒に鬼ごっこしない?」

その日から、山崎くんとはよく一緒にいるようになった。

彼の名前は山崎いつきだから『やま』、わたしの名前は高里美恋だから『たか』ってあだ名で呼びあっていた。

最初は二人でいたけど何年かして、2つ下の女の子も加わって、よく3人でいるようになった。3人でいるのはとっても心地よかった。何か辛いことがあると2人に相談したし、されることもよくあった。

そんな日々が大好きだった。