ビターシュガー(仮)


-ドキッ

心臓が大きく跳ねる。


「そ・・・れは・・・
いないよ!わたしに好きな人なんて!」

明るく笑って見せた。


「それよりさぁ、夕飯食べに行かない?
お腹ぺこぺこ!」


とりあえず、悠斗と駿也先輩を引き離したい。

強引に話題を変える。


「俺ももう帰らなきゃいけないし、みんなじゃあね!」


莉緒たちの前だからか言い方が柔らかい。

あんなに何言っても聞かない人だったのにー。


「はい!また!」
莉緒は嬉しそうに笑う。

悠斗はぺこっと頭を下げるだけだった。