「送ってく」と言ってくれた彼に「大丈夫だから」と一言言って部室を後にする。 足の痛みは感じない。 もう大丈夫、かな。 テニス、出来るかな… 頭の中の彼をわざと追い払うように、違うことばかり考えながら駐輪場に戻る。 自転車に鍵を差して、ゆっくりと引き出す。 カバンをカゴに入れて、漕ぎ出す。 風が冷たい・・・ 自宅に帰るまでの道・・・・こんなにデコボコしてた? ここ数日、お尻にこんなに衝撃を感じなかった・・・ 彼だ。 彼がいつも段差のない所を選んで走ってくれてたんだ・・・