昼休み美穂といつものように食堂に行こうとしたけど、今日は「屋上に行こう!」と誘われた。
途中購買に寄ってパンとカフェオレを買って。
『もう寒くなってきたから、さすがに屋上誰もいないね』
美穂が屋上のドアを大きく開けて随分高くなった空を見上げながら言う。
『そうだね・・』
空が、高い。空の青がとても澄んでいて。
私の存在なんて本当にちっぽけだと思い知らされる。
『よし、あそこ座ろ』
美穂がフェンス脇に置いてあるベンチを指差して歩いていく。
私も後ろからついていく。
『1時間、まるまる授業サボったね~』
美穂はお弁当を広げながら下を向いたまま話しだす。
『・・・うん。サボっちゃった』
同じく俯いたまま美穂に返事を返す。
『ね、彩。私の事も・・・頼ってね?』
美穂の消えそうに小さな声・・・私を見ずに俯いたまま・・・
私はハットして横にいる美穂を見る
美穂は淋しそうに笑っていた・・・
『美穂っ・・・』
『・・・ごめんね、変なこと言って。私ね・・彩が大好き。だから、私の事も頼って欲しいな~なんてね』
『・・・美穂っ・・・・私も美穂が大好きだよ!』
今日は良く泣く日だ。
私は持っていたパンを落としてしまい、美穂のお弁当まで落としそうになりながら美穂に抱きつく。
私は幸せだ。
こんな友達に恵まれて。
もう、2年前の私じゃない。
きっと、今がそうなんだ。
そう、踏み出す時・・・・

