『どういう事?』
俺はもう一度、ツレと向き合う。
ツレは、言葉を選びながら慎重に話しだす。
『当時付き合ってた彼氏と彩の親友がデートしてるとこ見たらしいんだ。私は彩から直接この話、聞いた訳ではないんだけど・・・同中だった山本が言ってた』
『・・・・・』
『だから、彩、もう人と関わって傷つきたくないって。』
・・・・俺の脳みそが沸点に達した
『・・・・ざけんなっ』
『ちょ、ちょっと・・入江クンっ』
後ろからツレが叫ぶけど、俺は言葉を吐き捨ててその場を去った。
すげー、ムカついた。
2年経ってもアイツの頭ん中に《そいつら》がいるってことだろ。
で・・・俺も・・・・傷ついた・・・
俺は、俺だ。
《そいつら》じゃない。
アイツの過去なんか知らねー。
でも必要なら。
アイツの過去を知ることがアイツの助けになるなら。
俺は。
俺には。
アイツの過去を知る必要があるんだ。

