『・・・・・・・!?』
『よっ!』
玄関を開けると、昨日と同じ光景。
《入江クン》が向かいの家の塀にもたれて立っていた。
『・・・ごめん。やっぱお前が気になって。一回学校行ったけど・・・・』
少しバツが悪そうに、ゆっくり言葉を続ける《入江クン》
そんな彼を横目に私は自転車をガレージから出し鍵を開けた。
『俺と2ケツで行くのが嫌なら俺走って行くから』
『・・・・・』
一度学校に着いてから急いで私の家に来たんだろう。カバンを持ってない。
そして《入江クン》の額には汗が光ってる。
朝の太陽が《入江クン》の左の横顔を照らして、スゴく・・・キレイ・・・
『俺、お前の事知りたいし、俺の事も知って欲しいと思ってる。じゃないと・・・・・ま、今はいっか』
後半は口の中で言葉を飲み込んでしまって聞き取れなかったけど。
『で、どうする?俺、乗っていい?』
「乗っていいか」と聞いておきながら、私の手から自転車を奪って
また
『ほら、乗って』
荷台をポンポンって優しく叩くんだ・・・・

