足を完全に治すために、昨日も部活を休んだ。
中途半端に参加して、また迷惑をかけるのは嫌だったから。
そして・・・・さけるように家に帰った。
もし・・・《入江クン》がいたら。
少しだけそう思ったけど・・《入江クン》は来なかった。
そりゃ、あんな言われ方したら普通はもう無理よね。
本当に自分勝手。
傷つくのが怖いくせに《入江クン》が気になってる自分がいる。
一通りの準備を終えて家を出る。
『いってらっしゃい!』
お母さんの元気な声に救われる。イヤな自分を一瞬だけ忘れられる。
『行ってきます』
そう言ってお母さんに笑顔を見せて、玄関を出る

