『ねぇねぇ、朝のアレ何だったの?』
『ん?』
『昨日は正門で待ち合わせてとか言うし、かと思ったら今日は先教室行っててとか言うし』
あっ、やっぱり気付いてましたか・・
朝何も言われなかったから安心してたのに。
お昼休み、食堂で向かい合ってランチを食べながらの会話。
『ごめんね、ちょっと実験してみた』
『うっ、ゴホッ・・・な・何の実験?』
実験という言葉に驚いたみたいで、むせちゃった。
『美穂に朝「おはよう」を言う男子がいるかどうか』
『何それ!大きなお世話なんですけど!』
目を見開いて怒る美穂。
まぁ、そんなの気にはならないんだけど。
私は美穂に、ここ一週間、私の身に起きている不思議体験を話すことにした。

