次の日も傘立てに座ってアイツを待つ俺。
『はよっ、・・・・って・・・足どうした?』
朝から足を引きずって登校してきた島田。
相変わらずのほぼ無視状態。
少し俺の方を見たか?ぐらいの顔の角度で
『・・・捻挫』
それだけ言って教室に入っていった。
《捻挫?》
昨日、アイツのクラスは体育はなかった。
(グラウンドが教室から丸見えだからわかる。あぁ・・俺やっぱキモい・・・)
じゃあ、部活か?
『おい北野、このクラスにテニス部いねーか?』
『本村さんと谷中さんだけど。どうした?お前が女の事聞くなんて・・・・って、おい!』
俺は名前を聞くなりその2人のもとへ。
『なぁ、お前らテニス部だろ?』
『そうだけど?どしたの?入江が話しかけて来るなんて』
『島田の事なんだけど』
『ふふん、やっぱり彩のことなんだ。もしかして昨日の捻挫?』
『あぁ』
女子の話はホントーに長い・・・・
ピーチクパーチクと、2人がかりで言葉が雪崩のように襲ってくる。
俺の脳みそはフル稼働で、必要な情報だけをピックアップ。
聖徳太子だな、俺。
結局10分ほどの長話の中で俺の聞きたかった事はこうだ。
練習中にスライディングをして足を捻った
キャプテンとしての責任感で最後まで練習した。
アイシングもせずに。
練習が終わる頃には足首が2倍に腫れ上がっていた。
『・・・・・・』
なんでそんな無鉄砲なんだ?
足を使うスポーツで、肝心の足大事にしなきゃどーする?確かにキャプテンにしかない責任はある。
部員に迷惑をかけたくない、かけられない気持ちはわかる。
でも、怪我が長引けば?
結局クラブ全体に迷惑がかかる。
冷静なアイツならそんな判断簡単にできただろう。
俺の頭が沸騰しそうだった・・・・

