今のキミが好き ~硬派な彼とあまのじゃくな彼女~


そこで目にしたもの・・・・・


親友の百合と私の彼、立花くん・・・・


2人で手を繋ぎ、肩を寄せ合い仲良さそうに歩いてた


臆病な私は2人に声をかけなかった・・・。

 
よく見る三流ドラマのワンシーンを見てるみたいでどこか他人事の自分がいた。


2人で一緒にいたのには、何か事情があったのかもしれない。


その日の夜、彼に電話して聞いてみた。


「今日何してた?」


会えなかった日の普通の会話。


「今日?前言ったじゃん、桐島と買い物」


「そうなんだ・・(相談って言ってたよね・・)」


次の日、百合に昨日のこと、聞けなかった・・・


百合を、立花君を失うのが怖かった




でも、やっぱり真実は隠し通せるわけはなくて。




彼と百合がデートしているところを見たクラスメイトの山本が百合を問いただす。



『立花はあんたの親友の彼氏だよね?』



『あー彼?顔だけの彩とはもう別れたいって。私も彩との友達ごっこ、もういい加減疲れたし。』



『何それっっ』



山本が百合の胸ぐらを掴む。


今にも殴りかかりそうな勢いで



『やめてっ!』



それだけ言うのが精一杯。


私は逃げるように教室から出て行った。


どうやって家に帰ったかは覚えてない。


気づけば家のベッドで泣いていた。