昼休み
『このまま無視するの？』
《入江クン》の事を言っている美穂
『無視してるつもりないけど』
『え～っ、かなりの無視度数でしょ！』
『少しは話したよ』
『え？いつ？どこで？まさかデートとか、そんなわけないか』
『わかってるなら言わないで』
『まぁまぁそう言わずに楽しませてよ。彩に接点があれば必然的に私も近くにいるわけだし？お近づきになれるってもんよ』
『何を期待してんの？』
『ふふっ、彩のおこぼれ。なかなか振り向いてくれないマドンナよりもそのそばにいる優しい友達みたいな？』
『それを言うなら「遠くの親戚より近くの他人」』
『・・・そうとも言うね・・・』
