今のキミが好き ~硬派な彼とあまのじゃくな彼女~


『・・・・・・っ!』



『ね、なんで?』



『・・・・・』



距離が近い。

顔を上げたらもうほんの数10センチで触れ合う距離で。



『・・・/// も、やめて。お前、やっぱ小悪魔』



『・・・・・・』



『・・・・え、お前、な、何す・・・』



彼は驚いた声を出す。


私は重なった両手を上に上げて彼の頭から首へ回して。

自然にほどけた彼の手は、急に手持ち無沙汰になって。



『・・・・ギュッって・・・してくれる?・・』



そうお願いすると、彼は顔を真っ赤にして、逞しい腕であの日のように優しく私を包み込む。



私は彼の首に回した腕の輪を少しだけ縮めて。


頬と頬が触れ合う距離で


囁く








『・・・・・私も入江クンが好き・・・』