いつものように自転車をガレージに駐車して、鍵を閉める。


島田に鍵を差し出すけど、島田は黙って差し出した俺の手のひらを見てる。



『・・・・どうした?』



聞いても島田は黙ったまま、ゆっくりとした動作で俺の手のひらから鍵を取り


俺の方をじっと見つめて


次の瞬間・・・・頬を赤く染めて、走って玄関の中に消えていった




『・・・・・言わなきゃ、わからない?・・・・』





言葉を残して・・・