『・・・ヤバい、ヤバいよ』 『ヤバいって何が』 声がうわずっておりますが? あまりにも美穂が動揺しているからわざと冷静な声で聞き返してみた。 『もしかしてと思ったけど・・さっきの学校1、2を争うモテ男の入江クン。』 『知らない』 『しっ、知らない~っ?!』 『うん、知らない』 頭を抱え込んでしまった美穂。 どうしてそこまで動揺するのかがわからない。 『彩、あんたは今、全女子生徒を敵に回したよ・・・』