今のキミが好き ~硬派な彼とあまのじゃくな彼女~

『・・・・彩、・・・少し時間いい?』



男が島田に話しかける



『・・・・』



島田は黙って俯いたまま。



『・・・ってめー今更コイツに何の話があるんだよ』



俺は男を睨みつけて威嚇する。



『・・・きみ、彩の彼氏?そうなら一緒に聞いといて欲しい』



『彼氏じゃねーよ』



『じゃ、ごめん。彩のこと少し借りる。彩ちょっとそこの店入ろ?ほら、百合も』



そう言って2人を促して店に入ろうとする男が島田の手を引こうとする。



島田は・・・



スカートを握りしめていた手で俺のシャツを掴んだ。



『・・・一緒に・・来て・・』



消えそうな、泣きそうな声



『・・あぁ』



こいつらと島田が話す事で、島田がまた過去に戻ってしまうかも・・・



その時は、俺は自分を抑える自信はない・・・・