昼休み、今日は美穂と2人で食堂へ行く。



『ね~っっ今日は何にする?』



カウンターの前でメニューをガン見している美穂に



『私オムライス』



美穂は毎回悩んでる(笑)



『え~じゃ私ボリュームたっぷりB定にする!・・・あ、や、やっぱり私も、お、オムライスにする』



明らかに動揺して目が泳いでいる美穂。



『どうしたの?』



美穂の視線の先を見ると、北野君。


で、その横には当たり前のように彼がいた。


『ふ~ん(笑)美穂かわいっ!』


美穂のほっぺをムギュっとつまんで笑う。


『・・・彩のイジワル・・・』


トレイを受け取って、校庭が一望できる見晴らしのいい席に座る。


『いい席で良かったね!・・・・?美穂?』


美穂が私の後ろを見て固まっている。


もしかして?


振り返ると


『相席いいっすか?』