驚いてアユの顔を見上げる。 すると、さっきまでの不機嫌はもうどこにもなくて、今度はすごく優しい顔をしていた。 それを見て思う。 さすがアユ。 好きだなぁって。 そう言ってくれると、渡す勇気が出てくる。 「あ…ありがとう。 じゃあこれ…。 ほんとに下手なんだけど… 」 だからようやく心を決めて、チョコの袋を手渡した。 するとアユはサッと受け取って中を覗く。 「サンキュ。開けていい?」 「いいよ」 だけど中身を見た瞬間に… 「…ぶ、」