やはり突っ込まれてしまった。
「で…ですよね」
「ですよね、じゃねぇよ」
「あはは!ちゃんと用意してるから待っててよ〜!
放課後のお楽しみなの!」
…なんて言ってごまかしたものの、本当は自信がないだけ。
結局昨日夜中までかけてチョコを作り直したものの、あまり上手にはできず…。
仕方ないからあきらめてそれを今日持ってきたんだ。
絶対見たらうげっ、てなりそうだけど…。
でもしょうがないよね。
だってほんとにあたし、料理の才能ないんだもん。
アユだってきっとそれは知ってるはずだ…。
「…はぁ。わかったよ」
アユは軽くため息をつくとあたしの頭にポン、と手を乗せる。
そして少し身をかがめると、目線を合わせて
「楽しみにしてるからな」
その表情が優しくて、少しドキッとした。



