まるで壁ドンされてるみたいな体制。
見上げるとアユの顔がすぐ上にあって少しドキドキする。
でもこういう時さりげなく庇ってくれたりするのが、やっぱり優しいなぁって思う。
アユのそういうところすごく好き。
「ドア開いたら一回降りなきゃね。これ」
「あぁ。お前そのまま後ろ倒れんなよ」
「ホントだぁ…。
気をつけなきゃ。押し出されちゃう」
「つかまってろよちゃんと」
そう言ってドアについた手とは反対の手であたしを軽く抱き寄せる。
なんだか守られてるみたいで思わずキュンとしてしまった。
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