確かに映画は今すっごくいいところで、主人公の探偵がスケボーに乗って逃げる犯人を追いかけるシーン。 目が離せなくなるようなドキドキの展開のはずだったけれど、いまいち集中できなかった。 ほんとはアユと仲良く観たいのに……。 さりげなく距離を詰めてみる。 さりげなく肩を寄せてみる。 アユはこちらを見ようともしないけど… それでなんだかさっきのアユの気持ちがわかった気がした。 これはちょっとむなしい。 寂しい。 大好きなのに、触れたいのに、 触れてもらえないなんて。 「ねぇ、アユ…」