幸せになるための方法

「お疲れ様ー!なになに?今日は、

彼とデートの日?」

昼間の話題を忘れていない、店長は、

仕事が終わって、化粧直しする私を

目敏く見つける。

「違いますってー、友達とご飯なんです。」

私がいくら否定しても、彼女は

諦めないだろう。

あんなことがあった事を知っている

彼女なりの優しさで、次に進めと言うことだ。

「はいはい。じゃあ、気をつけて帰ってね」

納得のいかなそうな顔だけれども、

優しく、送り出してくれる。

「お先に失礼します。」