桜下に見、往々にして炎舞

「で、どうなんだ」

 立ち上がった泉に尋ね、壁から爆弾を取り外す作業にかかるアーロンたちの邪魔をしないようにと二人は少し離れた。

「昨日の奴じゃないとすれば、模倣している相手がいるな」

「一体、誰を……」

「さあな。ブラックリストに載っている中にいるかもしれんし、新しい奴かもしれん」

 これくらい簡単な造りだと、複数で作成したとしても各々の特徴は見えづらい。

 倣う相手がいるならば、複数でも同じようなものは出来上がるだろう。

 どういった意図でそうしているのかは図りかねるが、この集団の中で爆弾の製作に詳しい人間が一人だけだとすれば、ぼんやりとだが見えてくる。