桜下に見、往々にして炎舞

「まだやるって言うのか?」

「これで終わりだとどうして思える」

 相手の手数(てかず)を図って次を仕掛けてくるのは明らかだ。

 これは、そのための腕試しに他ならない。

「自分とこっちの腕を試したってのか?」

「頭がいいのか、頭がいい奴がついているのか」

「単独犯じゃない?」

「まだそこまでは解らねえがな」

「いや、助かったよ。ありがとう」

 良くも言うと呆れる。どうせ、いち早く情報が欲しくてやらせたんだろう。

 逮捕に向けての意欲は買うが、警察ならもっと慎重にやれよとやや無謀すぎるブランドンに肩をすくめた。