桜下に見、往々にして炎舞

「手榴弾よりちょいと威力があるってレベルだ」

「そうなのか?」

「さすがにイラクやアフガニスタンほど材料が豊富に手に入る訳じゃねえからな」

「おいおい」

「大体は砲弾や地雷の炸薬とかを流用して作るもんだ」

 飲み終わったカップを置いて入り口に向かう。

「造った奴は処理班の腕を試す意味合いもあったんだろう。一時間のカウントダウンに合わせてギリギリで解除したように見せかけておけと言っておけ」

「なんで」

 首をかしげるブランドンを軽く睨みつける。

「手早く処理しちまったら次の爆弾のレベルが上がるだろうが」

 こっちのレベルをなるべく下げておけば相手も油断する。