桜下に見、往々にして炎舞

「まあ、断らなかった俺も悪い」

 思わぬフォローにアーロンだけでなくブランドンまで驚いた。

 互いの立場を理解したうえでの物言いなのだろう。

「あとはよろしく」

「ああ」

 毒気を抜かれ、アーロンは仲間と共に奥に消えた。

 それを確認したブランドンは、コーヒーを傾けている泉を見やる。

「で、どうだった」

「丁寧には造られていたが、手慣れた奴じゃねえな」

 初めての作成により、その緊張から丁寧な造りになったと見る方が妥当だ。

「相手は素人?」

「爆発の威力もあまり見込めない。腕試しってところだろう」

 場所からして大勢を巻き込むことを考慮しての設置でもない。