桜下に見、往々にして炎舞

「くそ」

 スロウンと名乗ったあいつに再会したらどうしてやろうかと、担いでいた武器を車に投げ込む。

 重さから介抱され「やれやれ」と首を回して目の前の武器を見下ろし、いくらなんでもこれっぽっちじゃ割に合わねえと舌打ちした。

「まあいいさ」

 あいつに再会出来たのだから大きな収穫だろう。

 名前は掴んだんだ、同じ世界の人間ならすぐに探し出せる。

 今度会ったときには逃がしはしない。

 泉は口の端を吊り上げ、次の再会を楽しみにジープを走らせた。