桜下に見、往々にして炎舞

「外見と言動から真面目に見えてるだけだ」

 中身は俺と代わりゃしないという言葉に、

「いや、流石に代わるだろ」とは言いたくなる。

「それより、これからどうするんだ」

「おっと、そうだった」

 話を戻すと、カーティスは持っていた黒いボストンバッグから色々と取り出していく。

「大丈夫なのか」

 ベッドに並べられた衣服とブラウンのウィッグや青いカラーコンタクト、伊達眼鏡をいぶかしげに眺める。

「全部俺の持ち物だから、代金はベリルに請求しとく」

 カーティスに成りすまし、ここから抜けるための変装道具だと理解した。

 因みに、カーティスがしていた眼鏡も伊達である。

 もちろんUVカット加工。