桜下に見、往々にして炎舞

「カーティス・ハルフォードだ」

「想像していたのと違うな」

 差し出された手に素直に応え、率直な意見を口にする。

「なんだい? ベリルの友達だからって、くそ真面目な奴かと思ったのか」

 信用出来るし腕も確かだと聞いてはいたが、ベリルの友人と言われてもピンとこない。

 それほどに、この男とベリルとはギャップがあった。

「これでもベリルとは気が合うんだぞ」

 その言葉にも顔をしかめるしかない。

「大体だな、ベリルを真面目だと思ってる奴が多すぎる」

「違うのか」

「薄々は気付いてるんじゃないのか」

 そう言われてみればと記憶をたぐる。