桜下に見、往々にして炎舞

 いっときの憧れや感情の高ぶりから取った行動は、ブラックリストに載せられる対象として死ぬまでそれはついてまわる。

 そこからどう生きるかが、今後の彼らに問われるところだろう。

 直接、戦争には関わらない泉とベリルが自分たちのしている事を美談になど出来ず、仕方がなかったにしろ人を殺めた事実を消し去ることが出来ないように──

「それで、どうする」

 かかってきたベリルからの電話に、これからのことを尋ねた。

<今から言うモーテルに移動してもらいたい>

「あん?」

<見つからないように、ここから離れなければならないのでね>

「確証は得たのか」

<うむ。アリーがよくやってくれた>

 馴染みの情報屋の名だろうか、それから作戦の説明を始めた。