その紙を見た瞬間、あたしがびっくりして顔を上げると、その時キッチンの方からあたしを見ていたらしい尚叶くんと目が合う。
だけど尚叶くんは目が合った途端、気まずそうにあたしから目を逸らした。
でも、それでも逃がさないあたしは、未だびっくりしながら尚叶くんに言う。
「尚叶くん、これっ…!」
「…」
「ほんとはずっと、裏でこういうことしてたのっ…!?」
…尚叶くんがあたしに差し出してきた紙には、
この1週間あたしと二人で行ったイタリアンレストランや、中華料理屋、居酒屋、絶景の夜景が見れる場所などが書かれていた。
どうやら尚叶くんは事前に場所を調べまくっていたようで、他にもいろんなお店のコピーがある。
因みにこの紙は全て、インターネット上から印刷されたもの。
それに…
「……ピーマンの肉詰めの作り方…」
「!」

