【完】ある日、恋人を購入した。


尚叶くんの本音に、その紙が何か関係があるわけ?

あたしがそう疑問に思いながら聞くと、尚叶くんはその紙をあたしに差し出す。



「いいから。とりあえずこれ、見てみて」

「え、」

「…ここに、その答えが書いてあるから」

「!」



尚叶くんはそれだけを言うと、あたしに背中を向けて、食べ終わった食器をキッチンへと運ぶ。

どういうこと?


一方、それを受け取ったあたしは………



「…、」



…期待と不安が混ざったような、複雑な心境で…。


その紙は、何も書かれていない面が外側にくるように二つ折りになっている。

あたしはその紙をゆっくり開くと、ドキドキしながらその紙に視線を落とした。



「…!」



…これは…!