【完】ある日、恋人を購入した。


そう言って、何故か少しの間黙り込む。

でも、あたしはその答えを早く聞きたい。


そう思いながら、でもそれ以上何かを口にもせずに次の言葉を待っていたら…

しばらくして、この雰囲気に耐えられなくなったらしい尚叶くんが、突然立ち上がって言った。



「っ……だーもう!」

「!」

「わかった!はっきり言ってやるから、友香ちょっとそこで待ってろ!」

「え!?」



尚叶くんはそう言うと、あたしの返事を聞かずに勝手にリビングを後にしていく。

そして突然、一人残されたあたしは座ったままで…。


え、ちょっと、はっきり言ってくれるのは嬉しいけど。

待ってろってなに?

尚叶くん何しに行ったわけ?


……あたしがそう思いながら少しの間待っていると、

数分くらい経ってやっと尚叶くんがリビングに戻ってきた。



「…?」



…何故か手には、数枚の紙を持って。



「?…なにそれ」