【完】ある日、恋人を購入した。



だけどあたしは誤魔化すと、またピーマンを切り始めた。


…もし、あたしと尚叶くんが結婚…とかしちゃったら、このまま…。

将来も、少し喧嘩をしながらとか、でも一緒にこうやって作ったりもするのかな…。


しかし、あたしがそんなことを考えてぼーっとしていると…



「…か、」

「…」

「友香、危ないっ…!」

「えっ」



ふいに、横からそんな慌てたような尚叶くんの声が聞こえてきて、

その声に気が付いたころにはもう、あたしは…



「!っ…いたっ、」

「!」



包丁で、指を切っていた。


いったぁぁあい!



「大丈夫!?」