【完】ある日、恋人を購入した。


「いいから一緒に作るぞ」

「え」

「その方が俺的には楽しい」



そう言って、先にキッチンで手を洗い始めた。



「…、」



…まぁ確かに、それも楽しそうだしな。


あたしはその言葉に賛成すると、尚叶くんに続いて手を洗いながら言う。



「じゃあいいよ。何作るの?」

「んー…材料的に見て…ピーマンの肉詰め?とか出来るよ。っつかピーマン傷みそうだから早く使いたい」

「ふーん。おっけー」



ピーマンの肉詰め。ちょっと難しそうだな。

ってかこれを機に料理覚えなきゃ。


あたしがそう思いながら尚叶くんを横で見ていると、その時尚叶くんが言った。



「じゃあ友香ピーマン切って」

「えっ」

「俺タネやるから」