そう言うと、「さ、デートに行っといで」と尚叶くんの肩をぽん、と叩く。
シュウさんはカウンターに入っていって、その姿を見ると尚叶くんはあたしに言った。
「…行こ」
「う、うん」
シュウさんに言われるまま、さっさとお店を後にしていく尚叶くんの後ろ姿を、あたしは必死でついていく。
そのままお店を出かけたけれど、あたしはシュウさんに軽く会釈をしてから真ん前に停めてある尚叶くんの車に乗った。
「…今日、どこ行きたい?友香」
「え?えっと…」
………そしてその一方で、お店の中で一人になったシュウさんが、
透明のドア越しにあたしの姿を見つめながら呟いた。
「……あと一歩、なのにな」
でも本当は…あの二人が100%上手くいくなんて、俺には思えない。
ごめんね、友香ちゃん。
君だけはトクベツだから……。

