そして、あたしがビックリしていると…尚叶くんが言う。
「いや、だって俺…完全に失恋した気でいたから、いきなり友香が来てビックリして…。
でもごめん。昨日は熱のせいでそれどころじゃなくてさ…だけど、友香がそうやって俺に言ってくれたことだけは憶えてるんだ。
…すげー嬉しかったから」
尚叶くんはそう言って、照れてるのを隠すようにまた少し笑う。
そんな尚叶くんの言葉に、あたしもほんの少し照れて…
だけど…やっと話せるんだ。
あたしはそう思うと、意を決して尚叶くんに言った。
「…S.Shopで、最後に逢った時は言えなかったの。本当は、尚叶くんがずっと外で待ってくれてたことが嬉しかった」
「…、」
「あたしね、正直相性が100%良いシュウさんと一緒にいて、しばらくは尚叶くんへの気持ちも少し忘れかけていたのかもしれない。でも昨日の朝、外でずっとあたしを待ってくれてた尚叶くんを見たら…ビックリして。
素直に言えなかったけど、しばらく疑っていた尚叶くんからの気持ちも、その時にちゃんとわかったの。“ああ、尚叶くんはちゃんとあたしのこと好きでいてくれてたんだ”って」
で、その後にちゃんとシュウさんと話して、ここに来た。
あたしがそう言うと、尚叶くんはその言葉に少しビックリしていて…だけど、その後にまた口を開いて言った。
「……けどさ、友香は相手が俺でいいの?」
「?」

