その話にあたしが独り納得をしていると、再びシュウさんが言う。
「でも、友香ちゃんに言われて…思い出したよ。ずっと忘れてたこと」
「?」
「ありがと。……だけど俺がしてたこと、意味なかったのな」
「!」
でもシュウさんの言葉を聞いていると、ふいに彼がそう言うから…あたしは思わずその言葉に反応して言った。
「それはっ…違いますよ!」
「え、」
「意味なかったとか言わないで下さい!それでも、シュウさんのお陰で今幸せな人、実際にいっぱいいるんですから!」
それにあたしも、なんだかんだでシュウさんがこのお店を開いていなかったら、尚叶くんとこうやって再会することも出来なかったわけだし!
あたしがそう言うと、シュウさんは今度はさっきよりも笑顔で「ありがと」と言った。
そして…
「…じゃあ、友香ちゃん。今度は幸せになっておいでよ」
「え、」
「尚叶。ちゃんと話してくれば?今ならまだ間に合う。行かなきゃ後悔するよ」
シュウさんはそう言うと、あたしの背中をとん、と押した。

