そして、やがてまたそれを上げると…言葉を続けて言った。
「シュウから、聞いたんだよな?本当は、友香が商品だったこと」
「…」
「ずっと、騙しててごめん。でも俺はっ、」
だけどあたしはその言葉を遮ると、尚叶くんに問い掛けた。
「いつから?」
「え、」
「いつからここにいるの?」
あたしがそう問いかけると、尚叶くんは言いづらそうにあたしから目を逸らす。
「…それは…」
「…」
「……言えない」
尚叶くんのその言葉を聞くと、あたしは彼に背中を向けて言う。
「夕べから待ってるの?もしかして」
「!!」
「夜はあんなに吹雪で、雷も鳴ってたのに?バカじゃないの?」
人の迷惑考えてよ。
あたしはそう言うと、目を細めて尚叶くんを見遣る。

