【完】ある日、恋人を購入した。




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翌朝。

目が覚めると、窓の外は夕べとは違って綺麗に晴れていた。

久しぶりに太陽が出ていて、カーテンの隙間から光が射し込んでいる。


あたしは部屋のカーテンを全て開けると、欠伸と共に伸びをする。

…気持ちいい、朝。

スマホを開くと、今は6時過ぎで。


いつもより、少し早起きだな。


あたしはそう思うと、カーディガンを羽織って、部屋を出た。

…でもやっぱり、朝は寒い。

1階に下りると、まだシュウさんは起きていないみたいで。

あったかいココアを淹れて、あたしはそのままS.Shopの店内に足を運ばせた。


確かシュウさんは、朝起きるとお店のカーテンだけ開けてたよね。


そう思うと、あたしは淹れたばかりのココアをテーブルの上に置いて、大きな窓一つ一つのカーテンを開けた。

…やっぱり、朝から凄く晴れていて、なんだかすがすがしい。

あたしはカーテンを全て開け終えると、ふと夕べのことを思い出して…



「…、」



尚叶くんはいないけど、内側からかかっている入り口の鍵を開けて、そのドアをゆっくり開いた。


…そこはやっぱり、夕べよりも雪が積もっている…。