【完】ある日、恋人を購入した。


その言葉に、あたしは思わず目を見開いてアズサを見つめる。

…え、“かった”?

かった、って…勝った?飼った?……買った!?


その言葉をようやく理解した時、あたしはビックリして思わずむせた。



「ッ!?…ごほっ、ごほっ」

「あ、ごめっ…大丈夫!?」

「ん、ごほっ…だい、じょぶっ…」



だけど、


あたしは少し落ち着くと、アズサに言った。



「か、買ったって…どういうことなの!」

「え、どういうことって…まさかトモ知らないの?S.Shopの話。恋人を購入できるって有名じゃ、」

「いや知ってるけど、それ言ったらマズイんじゃん!」

「…え?」



あたしがそう言うと、アズサはあたしの言葉にまるで「何言ってるの?」とでも言いたげな顔をする。

そんなアズサの反応に、あたしの頭の中は?だらけ。

だって、前にシュウさんと尚叶くんが…言ってたんだもん。“恋人を購入したことは周りには内緒ね”って。


…あ、でも、もしかしたらあたしの場合、極秘でその逆になってたから、口止めされてただけなのかも…!