【完】ある日、恋人を購入した。


俺がそう言うと、途端にパソコンを弄るシュウの手が止まる。

でも俺は、言葉を続けた。



「スマホも繋がらない。マンションも出てったって。

もしかして、シュウ、友香に何か言ったの?」



…本当は、こんなふうに人を疑うのは好きじゃない。

でも、友香のことは大事だから。

大切にしているぶん、どうしても他の人を疑ってしまう。


俺がシュウを疑うと、そのあとシュウが俺を見遣って言った。



「…気付くのおっそ」

「!」

「そうだよ。俺、友香ちゃんに本当のことバラした」



シュウはそう言うと、



「お前ならもっと早く気付くと思ってたのに~」



なんて、わけのわからないことを言う。


ふざけんなよ、



「何で勝手にバラしてんだよ!」