【完】ある日、恋人を購入した。



「…っ」



友香とシュウの相性の方がいいなら、シュウは迷わずに本当のことを友香に言うはずだ。

自分からでも言いそうな気はしてた。だから、友香とシュウにはなるべく二人で会ってほしくはなかった。


友香は、もうシュウに会わないって言っていたのに。

もし、俺の考えが合ってるなら、何で…。



俺はそう思いながらやっとS.Shopに到着すると、すぐに車から降りて店の前に来た。

…時刻は、まだ19時にもなっていない。

思った通り店はまだ閉店していなくて、お客さんも居なかった。


俺はその中にいるシュウの姿を見つけると、迷わずにすぐ中に入った。



「シュウ、」

「…おお、尚叶」



どした?


なんて、俺に暢気にそう言うシュウ。

本当は、分かってるくせに。


シュウはパソコンを弄っていたけれど、俺はそれに構わずにシュウに言った。



「友香がいなくなった」