最後のラインは、今から一週間前だった。



「?」



最後の友香からのメッセージは、昼頃に送られてきた“またね”の三文字。

そのメッセージ以来、全く連絡が無い。


…どういうことだ?


ただ考えてみてもわかるはずもなく、俺は懲りずに出勤途中で見かけた猫の写メを送ってみる。

…しかし、それでも友香からの返信は無い。

既読マークすらつかないのだ。


俺はスマホの画面から目を離すと、隣で飯を食ってる同僚に言った。

ここは会社の食堂。今は、賑やかな昼休憩中だ。



「なぁ」

「ん?」

「お前って、彼女いなかった?」

「いるよ」

「どれくらいのペースで連絡してる?」



俺がそう聞くと、同僚は口に飯をもぐもぐと溜めて…やがてそれを飲み込むと、言った。



「…週に1~2回かなぁ。俺メールとか嫌いなんだよね」

「…そ、」