【完】ある日、恋人を購入した。


「待って」

「?」

「もう一回、座って」



何故かシュウさんにそう言われて、あたしはまたパソコンと向き合う形に座らされる。


…何回検索しても出てきませんよ。


しかし、あたしがそう言おうとしたら、先にシュウさんが言った。



「じゃあ今度は、“生田友香”で検索してみてよ」

「へ、」



って、何であたしの名前?


あたしはそんなシュウさんの言葉を聞くと、彼に言う。



「ふざけてるんですか?あたしは真剣に、尚叶くんとの相性を…」

「まぁまぁ。いいからささっと検索してみて」

「…」



シュウさんはそう言うと、あくまで表情はいつも通りに、あたしの斜め後ろからパソコンとあたしを見る。

もう…こんなの時間の無駄なのに。

あたしはそう思いながらも、言われるままに検索した。


“生田友香”…検索。